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  • 執筆者の写真Aya

不登校は問題ではなく。不登校を問題にする深層心理を見ていくことが大事。

更新日:2023年10月5日



秋めいてきた仙台。


急激に、お味噌汁が染みる〜なんて、気温になってきています。



本日は、”不登校”についての深層心理というか、【不登校を問題だとしてしまう心理】についてお話ししていこうと思います。





悩みが出る時っていうのは、どうしてもその悩みに焦点を絞ってしまって視野が狭くなりがちですよね。大切な子供が悲しんでいると、心に余裕がなくなるのは当然です。



けれども、ここでは心の観点からお話しすることで、少しでも今の現実の見方に光が灯れば・・・と、今回も書いてみたいと思います。



私のクライアントは大体が30代から50代の大人の女性たちなのですが、大概が女性性がとても強いんです。女性性とは、共感力でもあり、他人の悲しみや辛さ(喜びも)をものすごくキャッチしやすい性質を持っています。




現代では、男性だろうが女性性がたっぷりと育まれている優しい人ほど、モテたり、評価されやすい傾向にあります(男性諸君、頑張ってくださいませ) そして、この女性性が強ければ、共感力が高いので、周りの空気を読み取って自然と相手の意図を汲み取ったり、さりげない対応をできちゃったりします。



ね、女性性って素晴らしいんです。が、これ厄介な点もありまして、本日はここを掘り下げてお伝えしていきます。



 例えば、不登校で悩む方は常に子供のことを考えていたりします。


相談を受けている時も「最近、朝と昼の逆転が凄くて、眠れてないのです」とすっきりとした顔で話したりするので、私は「あれ?でも顔色はそんなに悪くないな」なんて話を進めていくと、それは子供のことだった!ということがあります。


もちろんご本人は無意識で自然に話しますが、主語が子供になっていて、子供との境界線がなく一体化してしまっているんですね。


相手と一体化している人間関係、これを「癒着」といい、不登校を問題とする方はこの状態になっていることが多いのです。



そもそも、日本はマザコンの国(いやどの国もですが)で、母性が強い国。

日本の臨床心理の基礎を築いた故河合隼雄氏の著書でもよく書かれていますが、日本というのはアメリカを対象とすると「個」よりも「全体」を大切にします。


「私は無宗教です」と言っても、八百万の神を漠然と信じていたり、お腹が痛くなったら「神様、助けてください」と祈ったり(私だけ?)、悪いことをしたらバチが当たる、神さまがみてる、と自然を崇めたりする風潮がありますね。


そんな背景があるので、ど〜〜〜しても母親から生まれて「天上天下唯我独尊!」とまではいきませんが、自分という存在を確立するのに時間がかかります。


お母さんもお母さんで、「ここにいたら安心だから」と子供をやることを自分のことのように思い、先読みして先手を打ったり(殿の右腕かっ!!)はたまた優秀な子供は私の腕がいいのよね・・・なんて無意識に解釈をしたり、そんな態度をしている人がたっぷりといます。



これを専門用語でいいますと、母子癒着といいます。

占星術的にいうと子供の月を食べちゃってる状態ですね。恐ろしや、うらめしや。


で、ですね。

癒着があると、頭の中から離れない。物理的に離れていても、気持ちが離れない。

優しく甘く、過保護にすることもあれば、離れたいという無意識が働き、あえて喧嘩してみたり、強い口調で言ってみたりする訳です。



「あなたのことを考えているのよ(私がこうなって欲しいという不安を払拭して)」


「このままだと、こんな風になってしまうわよ(未来の先取り、脅し)」



そうなると、より強い力や激しい口調で言ってみたり、泣き落としをしてみたり、正論でかざしてみたり、不登校についての本をさりげなくテーブルに置いてみたり(カップルの場合のゼクシィと同じですね)


あーでもない、こーでもない、とジタバタする訳です。

そういう時は心の中で、

「ジタバタするなよ(シブがき隊)」といったん癒着している真実を認めること。


ここからしか、はじまんねー。な訳です。


もしくは、子供に見捨てられるか(それは子供の成長なので喜んで見捨てられてください)




これって、不登校だけではなく

受験や成績の悪さ(良さを鼻にかける)、スポーツの成績、容姿、体質全てを使って

「まるで自分のことのように考えてもやもや悩みを作り出したり、マウンティングしたりする訳です」なんていうか親ガチャならず、子供をガチャにしちゃう訳ですよ。


私はいつも子供を愛するためには学校を行かないことを問題にするのではなく、不登校を撲滅させようとも、不登校を不幸の道具に使うのでもなく「自分を愛する(大切にする)こと」お母さん自体が傷を癒すことですよ〜ってお話ししています。 インスタライブでも話したので良ければどうぞ。 そして、癒着はなんで起きるかっていうと

子供のせいではなく、親の罪悪感のせい、なんです。

はい、やはり自分を愛することに繋がってきます。



続く。




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